2月26日開催の「第367回定期演奏会」におきまして、出演を予定しておりました
ピアノのケマル・ゲキチ氏が怪我のため出演出来なくなり、
急遽、清水和音氏にご出演いただく事となりました。
以下ケマル・ゲキチ氏のコメントです。
『主催者様、聴衆の皆様へ
今回、音楽を愛する聴衆の皆様のために演奏すること、美しく歴史ある重要な都市での演奏会が叶わず、大変遺憾な思いです。
私自身、この演奏会を非常に楽しみにしておりましたが、大変シリアスな怪我のために、私は向こう2ヶ月の間、世界のコンサート会場で演奏することが不可能な状況です。
私は、お互いに素晴らしいコンサートになることを期待して楽しみに待っておられる皆様に対して、私が演奏することができないことをどれほど悲しんでいるのかを、皆様に直接説明したいと願っておりましたが、この難しい状況ではそれも叶いません。
聴衆の皆様と主催者様に対し、私の心からの敬意をこのメッセージに込め、皆様の多大なご理解をお願いするとともに、そしてあまり遠くない将来、またお目にかかる機会ができますことを心より願っております。』
指揮者および曲目等の変更はございません。
ケマル・ゲキチ氏の出演を楽しみにしておられたお客様には心よりお詫び申し上げます。
また、ゲキチ氏の一早い回復をお祈りするとともに、急な依頼にもかかわらず、
この度の出演を快くお引き受けくださいました清水和音氏に深く感謝の意を表します。
皆様には何卒事情をご理解賜り、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
※なお、この度の出演者変更に伴うチケット料金の払い戻しはございません。
■第367回定期演奏会
[日時]2017年2月26日(日)15:00開演(14:00開場)
[会場]広島文化学園HBGホール
[出演]指揮:クレメンス・シュルト
ピアノ:清水和音
[曲目]メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」Op.32
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124/R.455
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調Op.38「春」
[お問合せ]広響事務局 082-532-3080
*ピアノ:清水和音(しみず・かずね) プロフィール
完璧なまでの高い技巧と美しい弱音、豊かな音楽性を兼ね備えたピアニスト。
ジュネーブ音楽院にて、ルイ・ヒルトブラン氏に師事。1981年、弱冠20歳で、パリのロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門優勝、あわせてリサイタル賞を受賞した。1982年、デビュー・リサイタルを開き、高い評価を得た。1983年、第9回日本ショパン協会賞を受賞。同年「プラハの春音楽祭」にて、プラハ室内管と共演。この成功により1984年、ブラティスラヴァ音楽祭のオープニングでスロヴァキア・フィルのソリストとして招待された。また同年、ミュンヘンのヘラクレス・ザールでデビュー・リサイタルを行った。ロジェストヴェンスキー指揮ロンドン交響楽団、ジャナンドレア・ノセダ指揮キーロフ歌劇場フィルハーモニー管弦楽団、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団、アシュケナージ指揮シドニー交響楽団などと共演を重ね、国内外で広く活躍。室内楽の分野でも活躍し、共演者から厚い信頼を得ている。
1995年秋から2年にわたって行われた、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲演奏会は、その完成度を新聞紙上で高く評価され、ライヴ録音がリリースされている。
これまでにソニーミュージックやオクタヴィア・レコードなどから多数のCDをリリースしており、各誌で絶賛されている。
2011年には、デビュー30周年を記念して、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番~第4番とパガニーニの主題による狂詩曲の全5曲を一度に演奏するという快挙を成し遂げた。デビュー35周年を迎えた2016年5月には、バッティストーニの指揮で、ブラームスのピアノ協奏曲第1番及び第2番を熱演。同年4月からは、2ヶ月毎・年6回の室内楽シリーズ「芸劇ブランチ・コンサート」を開始するなど精力的な活動を続けている。2018年までの5年間・年2回のリサイタル・シリーズ「ピアノ主義」では幅広いレパートリーで聴衆を魅了している。
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