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インターンシップの受け入れについて


広島交響楽協会では、社会貢献活動の一環として、今年も大学生のインターンシップを受け入れています。

8月5日からは、エリザベト音楽大学、演奏学科の3名を受け入れました。
3名の学生さんには、8月5日(日)に開催した「平和の夕べ」コンサートで、演奏会の準備からはじまり、最後の片付けまでの業務を体験していただきました。
また、コンサートの企画の疑似体験もしていただきました。これは、マーケティングとして、他楽団の定期演奏会でどんな曲が演奏されているのかを調べ、それに基づいて自分たちでコンサートの曲目を考えてみるというものです。他楽団の演奏曲目の分析では、当初予想していたものとは全く違った結果がとなり、良い経験をしていただけたようです。
参考までに、その結果の一部をご紹介させていただきます。
なお、広響では、この夏、安田女子大学からも2名のインターンシップを受け入れることとしており、今後も学生の皆様のお役に立ちたいと思っています。

(作業内容)
新日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、九州交響楽団など、無作為に抽出した7オーケストラについて、2009年〜2011年の定期演奏会で演奏された曲目を調査。

(学生たちのたてた当初の予想)
各楽団のプログラムで何回もでてくる曲が人気のある曲(観客をよべる曲)であり、そういう曲は結構、多いのではないか。

(得られたデータ)
・演奏された曲数・・・延べ527曲(回)
・演奏された回数ランキング
  順位 演奏回数 作曲者 曲名
  1位 6回 チャイコフスキー バイオリン協奏曲ニ長調Op35
  2位 5回 ショパン
ドヴォルザーク
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op11
チェロ協奏曲ロ短調Op104
≪エグモント≫序曲Op84
  3位 4回 グリンカ
サン=サーンス
チャイコフスキー
ドヴォルザーク
バルトーク
ベートーヴェン
メンデルスゾーン
歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
交響曲第3番ハ短調Op78「オルガン付き」
交響曲第4番へ短調Op36
交響曲第8番ト長調Op88
オーケストラのための協奏曲
交響曲第5番ハ短調Op67「運命」
序曲「フィンガルの洞窟」Op26

 ・多く演奏された作曲家ランキング
  順位 作曲家名 演奏された回数
  1位 ベートーヴェン  46回
  2位 モーツァルト  38回
  3位 チャイコフスキー  28回
  4位 ブラームス  26回
  5位 Rシュトラウス  25回


(学生たちの分析結果)
複数回演奏されている曲が非常に少ない。また、ベートーヴェンの第9など、一般によく知られている曲の演奏回数も少ない。これは、定期演奏会自体が、各楽団の特殊性をだす演奏会であり、他楽団と違った魅力をだそうとしていることによるのではないか。また、古典派が好まれて演奏されているが、これはやはり、聴いて理解しやすい曲を必ず演目に入れているからではないかと思う。

以上






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