Music for Peace コンサート
について

広島交響楽団のテーマ“Music for Peace”に共感し、自らも“Music Against Crime”- 「音楽は人を愛することを育み、人を傷つけさせる気持ちを萎えさせる」という信念を持つ世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチ。彼女との出会いをきっかけに、海外の音楽家とともに世界に音楽文化と平和へのメッセージ届けるプロジェクトが“Music for Peaceコンサート”です。

東京オリンピック・パラリンピックが開催され、戦後75年という節目の2020年は、「第九」で「すべての人々は兄弟となる」と高らかに奏でたベートーヴェン生誕250年でもあります。オーケストラのバイブルともいえるベートーヴェンの交響曲を第5番から「第九」まで毎年順番に取り上げ、2020年、そしてその先のさらなる文化的な創造を目指して広島から発信します。

広島交響楽団平和音楽大使
マルタ・アルゲリッチ

広島交響楽団平和音楽大使 マルタ・アルゲリッチ

アルゼンチンのブエノスアイレス出身のピアニスト。5歳の時ヴィンチェンツォ・スカラムッツァのもとでピアノを始め、すぐさま神童ぶりを発揮。世界のクラシック音楽界で最も高い評価を受けているピアニストの一人。彼女は第2次世界大戦下における原爆投下とホロコーストを人類史上最も恐ろしい犯罪と訴え、広島交響楽団の「平和音楽大使」の称号を受けて頂き、平和へのメッセージを共に発信しています。

広島交響楽団音楽総監督
下野竜也 インタビュー

アーカイブ

これまでの Music for Peace コンサート

2017年/2018年シーズン

2018年1月10日

ベートーヴェン生誕250年プロジェクト 2016-2020
広島交響楽団 Music for peace コンサート

出演

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団第一コンサートマスターで広響ミュージック・パートナーもつとめるフォルク・ハルトシュトイデの弾き振り(指揮者なし)によりメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの交響曲第6番「田園」ほかアクロス福岡シンフォニーホール(福岡県)で演奏

Volkhard Steude

ソロ&コンサートマスター

フォルクハルト・シュトイデ(広響ミュージック・パートナー)

海外オーケストラからの参加者

デンマーク国立交響楽団
DR SymphoniOrkestret

Pedro Franco ,Principal Clarinettist

Pedro Franco ,
Principal Clarinettist

首席クラリネット奏者

ペドロ・フランコ・ロペス

Dorte Bennike ,Fagottist

Dorte Bennike ,
Fagottist

ファゴット奏者

ドーテ・ベニケ

シンフォニア・ヴァルソヴィア
Sinfonia Varsovia Orchestra

Kamil Staniczek ,Principal 2nd Violin

Kamil Staniczek ,
Principal 2nd Violin

首席第2ヴァイオリン奏者

カミル・スタニチェク

Nicholas Franco ,Double Bass Principal

Nicholas Franco ,
Double Bass Principal

首席コントラバス奏者

ニコラス・フランコ

曲目

ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲 / メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64 /ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」

公演プログラム

PDFプログラム冊子はコチラ

当日の演奏より

ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」~第1楽章

2018年1月9日

“Music for Peace” ワークショップ事業

招聘ジャーナリストと学生の交流と意見交換

[日時]平成30年1月9日(火)16:30~18:00
[会場]広島市立牛田中学校図書室
招聘ジャーナリスト3名と交換留学生4名、広島市立牛田中学校PC放送部7名が被爆ピアノなどを題材に意見交換を行った。

招聘演奏家によるアンサンブルと学生との交流を実施した。

[日時]平成30年1月9日(火)19:15~20:40
[会場]JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
広島市近郊の中高音楽関係クラブ(オーケストラおよび吹奏楽)の生徒(38名)を対象にデンマーク国立交響楽団と広島交響楽団の木管楽器奏者による木管五重奏の鑑賞と生徒との質疑応答を実施した。一般見学者40名も聴講。

情報発信のため招聘したジャーナリスト

ペーター・デュールフェルド(デンマーク) / ヤヌシュ・マリノフスキ、(ポーランド) / 斎藤珠理(フランス) / 奥田佳道(日本)

2016年/2017年シーズン

2017年2月16日

広島交響楽団 日本・ポーランド プロジェクト 2016-2020
フラグシップ・コンサート “Music for peace”

出演

日本を代表する指揮者で広響音楽監督(当時)の秋山和慶の指揮により「世界のトップアーティストや、オーケストラメンバーを招聘し、我が国の文化芸術と平和のメッセージを世界に発信する」ことを主旨として開催した事業初年度。ソリストには2015年ショパン国際コンクール第2位で注目を集めたシャルル・リシャール=アムランを迎えた。

Kazuyoshi Akiyama

指揮:秋山和慶(広響終身名誉指揮者)

Charles Richard-Hamelin

ピアノ:シャルル・リシャール=アムラン
(2015年ショパン国際コンクール第2位)

海外オーケストラからの参加者

シンフォニア・ヴァルソヴィア
Sinfonia Varsovia Orchestra

Stanisław Podemski , Violin

Stanisław Podemski ,
Violin

首席第2ヴァイオリン奏者

スタニスワフ・ポデムスキ

Andrzej Krzyzanowski ,Principal Flute

Andrzej Krzyzanowski ,
Principal Flute

首席フルート奏者

アンジェイ・クシェザノフスキ

モントリオール交響楽団
ORCHESTRE SYMPHONIQUE DE MONTRÉAL

Ali Yazdanfar ,Contrabass

Ali Yazdanfar ,
Contrabass

首席コントラバス奏者

アリ・ヤズダンファー

John Zirbel ,Horn

John Zirbel ,
Horn

首席ホルン奏者

ジョン・ザーベル

曲目

藤倉大:infinite string / ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21 / ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67

公演プログラム

PDFプログラム冊子はコチラ

寄稿文〜フラグシップコンサートへ寄せて〜

寄稿:佐藤正治(マルタ・アルゲリッチ 広島交響楽団平和音楽大使秘書)

当日の演奏より

ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67「運命」~第1楽章

2017年2月15日

“Music for Peace” ワークショップ事業

“Music for Peace “ ワークショップ事業

2017年2月15日(水) 18:00~
場所:平和記念資料館東館(B1F)メモリアルホール

内容

(1)『フラグシップ・コンサート “Music for Peace” に出演する音楽家の演奏』
・スタニスワフ・ポデムスキ(ヴァイオリン)&マーティン・スタンツェライト(広響首席チェロ奏者)
・ Pfソリスト、シャルル・リシャール=アムランによる被爆ピアノの献奏
(2)『広島の若者と海外招聘演奏家の対話(意見交換)』
広島出身の若手ピアニスト、大学生、高校生2名の計4名が参加し海外演奏者への音楽と平和ついてのメッセージの発言(英語)と対話を行った。参加者と海外ジャーナリストなどの関係者20名と公募による一般見学者39名の計59名が参加。

情報発信のため招聘したジャーナリスト

ロバート・マーカウ [カナダ] ロバート・ツェザリー・パガッシュ [ポーランド] ヤヌシュ・マリノフスキ [ポーランド] 萩谷由喜子 [日本]

ベートーヴェン生誕250年プロジェクト/
2016-2020 and beyond

広島交響楽団
2018/2019シーズン
Music for Peace コンサート

日時

2019.2.24(日)開演:15:00 開場:14:00

会場

広島文化学園HBGホール

出演について

指揮

クリスティアン・アルミンク(広響首席客演指揮者)

ティンパニ

マティアス・ミュラー(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団首席ティンパニ奏者)*

ピアノ

小曽根 真**

トランペット

金井 晶子(広響トランペット奏者)**

管弦楽

広島交響楽団

コンサートマスター

佐久間 聡一

曲目について

グラウプナー:シンフォニア ヘ長調*
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調**
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調*

チケット全席指定(税込)

S席:5,000円
A席:4,000円(学生:1,500円)

“Music for Peace” に賛同する
海外のオーケストラ奏者を招聘し、
本事業を世界へ発信します。

パリ管弦楽団
Orchestra de Paris

Nadia MEDIOUNI , Violin

Nadia MEDIOUNI ,
Violin

ヴァイオリン奏者

ナディア・メディウニ

Gilles HENRY ,Violin

Gilles HENRY ,
Violin

ヴァイオリン奏者

ジル・アンリ

シンフォニア・ヴァルソヴィア
Sinfonia Varsovia Orchestra

Kamil Staniczek ,Principal 2nd Violin

Kamil Staniczek ,
Principal 2nd Violin

首席第2ヴァイオリン奏者

カミル・スタニチェク

Nicholas Franco ,Double Bass Principal

Nicholas Franco ,
Double Bass Principal

首席コントラバス奏者

ニコラス・フランコ

主催:
文化庁、公益社団法人広島交響楽団
共催:
中国新聞社、中国放送
後援:

ドイツ連邦共和国総領事館

今後の展望について

五カ年計画の事業内容として、
以下の企画を検討中です。

2019年度

平和発信と日本・ポーランド国交100年を軸にした複数事業を展開

Music for Peace コンサート
Hiroshima-Warsaw-Tokyo

2019年6月20日(木)

日本・ポーランド国交樹立100周年
会場:広島文化学園HBGホール 18:45開演(17:45開場)

出演

指揮:クシシュトフ・ペンデレツキ
ヴァイオリン:庄司紗矢香

曲目

ペンデレツキ:平和のための前奏曲
ペンデレツキ:ヴァイオリン協奏曲第2番「メタモルフォーゼン」
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調

2019年8月17日(土) Aプログラム

「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭2019 オープニングコンサート
広島交響楽団&シンフォニア・ヴァルソヴィア 合同オーケストラ
会場:ワルシャワ・フィルハーモニーホール

出演

指揮:秋山和慶
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
ソプラノ:天羽明恵
メゾ・ソプラノ:モニカ・レジョン
テノール:西村悟
バリトン:ラファウ・シヴェク
合唱:ポドラシェ歌劇場フィルハーモニー合唱団

曲目

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調

2019年8月18日(日) Bプログラム

会場:ワルシャワ・フィルハーモニーホール

出演

指揮:下野竜也
ピアノ:ネルソン・フレイレ

曲目

モニューシュコ(生誕200年):バイカ
パヌフニク:平和への道
ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌
藤倉大:オペラ「ソラリス」からの管弦楽組曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調

2020年3月12日(木)

「すみだ平和祈念」 Music for Peace ベートーヴェン生誕250周年
会場:すみだトリフォニーホール 19:00開演 (18:30開場)

出演

指揮:クリスティアン・アルミンク
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
ヴァイオリン:佐久間聡一
チェロ:マーティン・スタンツェライト
ソプラノ:森麻季
メゾ・ソプラノ:金子美香
テノール:西村悟
バリトン:大西宇宙
合唱:栗友会合唱団

曲目

ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調〈ベートーヴェンコンツェルト・シリーズ〉
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ニ短調