Hiroshima Symphony Orchestra

文化庁委託事業「2020年度戦略的芸術文化創造推進事業」

出演アーティスト

指揮:下野 竜也 Tatsuya Shimono / Conductor

下野 竜也

広島交響楽団音楽総監督(2017年4月〜)、広島ウインド・オーケストラ音楽監督(2011年1月〜)。 鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、2001年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。
国内の主要オーケストラに定期的に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、チェコフィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、シリコンバレー響など国際舞台での活躍が目覚ましい。
これまでに読売日本交響楽団初代正指揮者、同首席客演指揮者、京都市交響楽団常任客演指揮者、同常任首席客演指揮者を歴任。
京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻教授、東京音楽大学吹奏楽アカデミー特任教授、東京藝術大学音楽学部指揮科非常勤講師として後進の指導にもあたる。
太鼓芸能集団「鼓童」ミュージックアドバイザー。
鹿児島市ふるさと大使。おじゃんせ霧島大使。
公式ホームページ http://www.tatsuyashimono.com/

ピアノ:萩原 麻未 Mami Hagiwara/Piano

萩原 麻未

2010年第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝となった。広島県出身。第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位。広島音楽高等学校を卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。現在、日本、フランスを中心に、スイス、ドイツ、イタリア、ベネズエラ、ベトナムなどでソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。これまでに、NHK響、大阪フィルといった国内主要オーケストラのほか、ジョナサン・ノットら数々の著名な指揮者とも共演。パスカル・ロフェ指揮/スイス・ロマンド管、フランス国立ロワール管、フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/南西ドイツ放送響、リュウ・シャオチャ指揮/フィルハーモニア台湾、ディートリヒ・パレーデス指揮/エル・システマ・ユース・オーケストラ・オブ・カラカスなどとも共演を重ねている。また、スイスのグシュタード・ニューイヤー・フェスティバル、ジュラ・フェスティバル、フランスのペリグー・ノワール・フェスティバル、ラ・ロック・ダンテロン、ラ・フォル・ジュルネ(ナント/日本)等の様々な音楽祭に招かれる。近年では広島市民賞のほか、ひろしまフェニックス賞特別賞、ミュージックペンクラブ・新人賞、第13回ホテルオークラ音楽賞、第22回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第22回出光音楽賞、文化庁長官表彰(国際芸術部門)、第46回東燃ゼネラル音楽賞(奨励賞)など多数受賞。メディアでは「題名のない音楽会」「らららクラシック」「クラシック倶楽部」「名曲アルバム」等のテレビ、ラジオ番組にも多数出演している。

メゾ・ソプラノ:藤村 実穂子 Mihoko Fujimura/Mezzo Soprano

藤村 実穂子

ヨーロッパを拠点に国際的な活躍を続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手。 主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビューし、フリッカ、クンドリ、ブランゲーネ、ワルトラウテ、エルダなどの主役で9シーズン連続で出演し、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン国立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ザルツブルグ祝祭大劇場等に出演の他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団等の世界的なオーケストラ、クリスティアン・ティーレマン、クラウディオ・アッバ-ド、ズービン・メータ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイー、マリス・ヤンソンス、アンドリス・ネルソンス、ヤニック・ネゼ=セガン、ダニエレ・ガッティ、グスターボ・ドゥダメル等の著名指揮者とも共演している。
またブランゲーネ役でプラシド・ドミンゴとのCD録音 「トリスタンとイゾルデ」(EMI社)でも各方面より注目を浴びた。
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院及びミュンヘン音楽大学大学院修了。´02年出光音楽賞、´03年芸術選奨文部科学大臣新人賞、´07年エクソンモービル音楽賞、´13年サントリー音楽賞、´14年紫綬褒章をそれぞれ受賞。

広島交響楽団 Hiroshima Symphony Orchestra

広島交響楽団

 国際平和文化都市“広島”を本拠地に “Music for Peace~音楽で平和を” を旗印として活動するプロオーケストラ。2017年より下野竜也が音楽総監督を務め、その意欲的な音楽づくりが注目を集めている。 クリスティアン・アルミンクが首席客演指揮者、秋山和慶が終身名誉指揮者を務めるほか、ウィーン・フィル、コンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデをミュージック・パートナーに、細川俊夫をコンポーザー・イン・レジデンスに迎えている。また、ピアニスト、マルタ・アルゲリッチには2015年の「平和の夕べ」コンサートでの共演をきっかけに広響「平和音楽大使」の称号を贈り、相互に平和を希求する音楽活動を続けている。
1963年「広島市民交響楽団」として設立、1970年に「広島交響楽団」へ改称。学校での音楽鑑賞教室や社会貢献活動にも積極的に取り組み、地域に根差した楽団として「広響」の愛称で親しまれる。1991年の「国連平和コンサート」(オーストリア)での初の海外公演以降、チェコ、フランス、ロシア、韓国、そして2019年8月にはポーランド・ワルシャワでの「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」に招かれ、ヒロシマのメッセージを音楽で海外へも発信。高い評価を受けた2017年の下野竜也の就任披露のブルックナー:交響曲第8番の音源配信に続き、今年度、新たに下野とのブルックナー:交響曲第5番のCDもリリースした。
「文化対話賞(ユネスコ)」「広島市民賞」ほか受賞歴多数。

これまでの出演アーティスト