東京オリンピックが開催される2020年に向けて、国際平和文化都市であり世界的な認知度を持つ「広島」のオーケストラとして、世界に音楽文化と平和発信する5カ年計画を企画し実現に向けて取り組んでまいります。2020年が生誕250年となるベートーヴェンの作品で、文化芸術を高らかに奏でることにより、文化の祭典としてのオリンピックを盛り上げたいと考えています。
以上の事業指針のきっかけとなったのは、ショパン国際ピアノ・コンクールで深くポーランドと係わりを持ち、「原爆投下とホロコーストを第2 次世界大戦でのもっとも恐ろしい犯罪」とし、”Music Against Crime” - 「音楽は人を愛することを育み、人を傷つけさせる気持ちを萎えさせる⼒」と言うマルタ・アルゲリッチ氏(広響平和音楽大使)の信念と当団のテーマ、 “Music for Peace”が共感したことに因ります。