広島交響楽団 | |||
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音楽総監督 | 下野竜也 | 首席客演指揮者 | クリスティアン・アルミンク |
ミュージック・パートナー | フォルクハルト・シュトイデ | 終身名誉指揮者 | 秋山和慶 |
名誉音楽監督 | 井上一清 | 名誉音楽監督 | 渡邉曉雄 |
コンポーザー・イン・レジデンス | 細川俊夫 | ||
平和音楽大使 | マルタ・アルゲリッチ | ||
コンサートマスター | 佐久間聡一 | コンサートミストレス | 蔵川瑠美 |
1963年に「広島市民交響楽団」として発足。1970年に名称を「広島交響楽団」とし、1972年のプロ改組以来、国際平和文化都市“広島”を本拠地に、‟Music for Peace ~ 音楽で平和を ” を旗印として活動するプロオーケストラ。
創立指揮者として1964年、初代常任指揮者に井上一清(現・名誉創立指揮者)、1976年、初代音楽監督に田頭徳治が就任し、1984年に日本音楽界の重鎮であった渡邉曉雄を音楽監督・常任指揮者に迎えるまで、楽団の草創期を支えた。渡邉曉雄の就任は楽団の根幹を確かなものとし、その後、高関健(1986年)、田中良和(1990年)、十束尚宏(1994年)の各氏が音楽監督・常任指揮者を歴任し、その精神を受け継いだ。1998年秋山和慶が首席指揮者・ミュージックアドバイザーに就任、2004年から2016年まで音楽監督・常任指揮者を務め、2017年終身名誉指揮者に就任。1995年から2002年の間、飯森範親、小田野宏之、渡邊一正の各氏が正指揮者を、2002年から2004年まで金洪才が専属指揮者を務めた。また2008年から2014年まではエヴァルド・ダネル、ヘンリク・シェーファーが首席客演指揮者を務めた。
2017年4月から音楽総監督に下野竜也、首席客演指揮者にクリスティアン・アルミンクが就任。
海外公演として、1991年「広響国連平和コンサート」(ウィーン、プラハ)、1997年フランス「ノルマンディーの10月音楽祭」(ルーアン、ル・アーブル)、2003年ロシア・サンクトペテルブルク公演(建都300周年記念事業)、2005年10月韓国公演(日韓友情年2005事業としてソウル、プサン、テグの3都市)など、各地で平和と希望のメッセージを発信し続けている。
1993年、初の東京・大阪公演を行い、以後東京公演としてすみだトリフォニーホールでの「地方都市オーケストラフェスティバル」に定期的に参加した。
2007年自主制作レーベル“PEACE RECORD”をスタートし、チャイコフスキー:3大バレエセレクションをリリース。その後フォンテックとの共同により、リムスキー=コルサコフ:シェエラザード、ラフマニノフ:交響曲第2番、シベリウス:交響曲第2番、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」、ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集のCDをリリースした。
現在は年10回の定期演奏会、呉・福山・廿日市・島根・東広島での地域定期や「ディスカバリー・シリーズ」をはじめ、県内におけるオーケストラ音楽鑑賞教室、市内8区を巡回する「マイタウンオーケストラ広響」、広島市との共催による「音楽の花束」名曲シリーズを行っている。他に、文化庁からの指定を受けて全国各地を巡回する学校公演や各種依頼公演、小編成によるアンサンブルを含むと年間約140 回に及ぶ公演を行っている。2001年度から文化庁の助成を受け、我が国の芸術水準向上と地域の文化を牽引する芸術団体として、今後一層の活躍を期待されている。
2011年4月より公益社団法人としての認定を受け、学生インターン・シップの受け入れや、各種ワークショップ、講義、楽器教室やセミナーのほか、全国から注目を集める「P3 HIROSHIMA」として地元プロ団体、広島東洋カープ、サンフレッチェ広島とのコラボレーションによる幅広い地域社会貢献活動を行っている。特に、子どもたちや地域の方々のもとへ積極的に出かけ、生の演奏を届ける活動を「音楽の芽プロジェクト」として発信している。
2012年、プロ改組40周年としてメシアン「トゥーランガリラ交響曲」を成功させ、2013年の創立50周年にはストラヴィンスキー「春の祭典」や世界的チェロ奏者ミッシャ・マイスキーを招聘した初の2日間公演など、意欲的なプログラムで各方面から高い評価を受けた。2015年8月、被爆70年として広島とサントリーホール(広響初)で行われた「平和の夕べ」コンサートでマルタ・アルゲリッチと協演し、大成功をおさめた。特にサントリーホール公演では天皇・皇后両陛下のご臨席を賜り、天覧公演となった。これを機にアルゲリッチに広響「平和音楽大使」の称号を贈り、相互に世界平和のための音楽活動を続けることを約束した。
2016年4月にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデがミュージック・パートナーに、2019年7月に細川俊夫がコンポーザー・イン・レジデンスに就任した。
これまでに「広島市政功労賞」「広島文化賞」「広島ホームテレビ文化賞」「地域文化功労者賞(文部大臣表彰)」「第54回中国文化賞」「第17回県民文化奨励賞」「第5回国際交流奨励賞」「文化対話賞(ユネスコ)」「広島市民賞)」を受賞。
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